EagleLand

2018.07.10

センスは知識からはじまる

タイトルの通り「センスは先天的感覚から成るものではない」ということを、具体的な例を交えて、首尾一貫として伝えている。ひたすら噛み砕いた説明で、冗長なくらいだが、説得力はある。紙のページ数で 194 ページという分量、且つ文章も平易で読みやすい。

インターネット産業はコモディティ化しつつあり、ここから先はビジュアルや機能、あらゆる面においてセンスの差別化が問われることが述べられている。字面だけ見るとややモヤモヤするが、そもそもこの本ではセンスという言葉を、いわゆる第六感的なセンスとは捉えておらず、むしろその解釈を真っ向から否定している。

終盤の、物事の客観的評価の話では、「論理性のない好き嫌いで決定している限り、マスの心を掴むことは出来ない」というメッセージをどことなく感じる。