EagleLand

2024.01.14

Google のソフトウェアエンジニアリングを読んだ

kumagi さんの Mond での回答で言及があり、読みかけのまま本棚に入っていたことを思い出して読み直した。

Google という巨大企業がテクノロジーで世界を変えていることは周知の事実だが、ソフトウェアエンジニアリングに関わるいち技術者としては、どのようにしてそのテックドリブンな文化が支えられているのかに興味がある。エンジニアリングとして切り取られるプロセスそれぞれの重要性だけでなく、エンジニアリングそのものの解釈や組織的な位置づけなどが論じられている。要するに、エンジニアリングに対してソフトウェア開発の要求のみをしているうちは、テックカンパニーには程遠い。

Googleの現役ソフトウェアエンジニアたちが、超大規模ソフトウェアの開発と保守を長期的に支えてきたGoogle社内の多様なベストプラクティスを、文化、プロセス、ツールの側面からこの一冊に凝縮。時間と変化、規模と成長、トレードオフとコストという3つの基本原理に沿って、コードを持続可能にする方法論を紐解きます。

Google の情報自体は書籍を含めて多くの情報がインターネットに落ちているが、ソフトウェアエンジニアリングに焦点が当たった体系的な資料が読めるのは貴重である。英語版の原著は Kindle でも販売されているが、日本語版だと単行本しか販売されていない。肝心の日本語訳も堅苦しさがあり、読みやすいとは言い難いものの、Google というテックカンパニーのエッセンスを吸収するには充分だろう。願わくば、日本語訳の改良と Kindle 版が販売されることを祈りたい。