EagleLand

2018.10.08

技術書典5にサークル参加した

技術書典4に参加した時に触発されて、技術書典5は出店しようと決意していたが、宣言通り技術書典5にサークル参加してきた。サークル参加は共同参加と単独参加の2つで挑み、当日まで色々と苦労しながら、また当日も色々と大変だったが、無事に終えることができた。

馬クラッカー(う18)

馬クラッカーは共同参加のサークルで、開発に関するエモい話を集めた Fictions という本を仕上げた。主に @_kaelaela@morishitter_ が本文を書いて、私は主に進行管理や校正などの編集を担当した。

こちらは2人にプレッシャーをかけつつ、入稿作業まで速やかに進んだので、印刷費も通常の 20% オフで済んだ。当日は単独参加のサークルの切り盛りに追われていたので、こちらには物理的に顔を出せなかったが、頒布物を一部販売したりした。

物理版と併せて電子版(.epub)も準備してあるので、買い損ねた人や興味がある人は以下から購入してください。

伝説のコンポーネント(け45)

馬クラッカーの作業を進めているうちに、自分も何か一冊書いてみたくなり、衝動的にサークル参加を申し込んだ。

内容は色々と候補があったが、悩んだ挙げ句 Web Components に着地した(以下、まえがきから引用)。

Web Componentsという言葉を2013年末に初めて目にして以来、かれこれ5年が経ちます。Web ComponentsがWebのスコープ問題を根本的に解決しうる技術だと感じて以来、継続的に動向をキャッチアップしてはアウトプットを繰り返してきたように思います。 こうして蓄積してきた経験と知識を、いつか何らかの形でまとめたいなと、常々思ってきました。このような背景を踏まえて、今回は書籍という形でまとめ、出版させて頂くに至りました。

こちらは完売してしまっており再印刷は今の所予定していませんが、同じく電子版(.epub)の用意があります。

当日までの色々

執筆は Re:VIEW フォーマットで進めた。ビルド環境をスクラッチでセットアップは中々骨が折れるので、まずは TechBooster チームが公開している TechBooster/C89-FirstStepReVIEW-v2 をベースにすると良い。Re:VIEW の文法は公式の Re:VIEW フォーマットガイドRe:VIEWチートシートあたりを参考にすれば直ぐに慣れる。が、出力結果を調整するためには LaTeX と向き合う必要があるので、最初は根気が必要である。

印刷所は、技術書典5のバックアップ印刷所でもあり、過去実績のある日光企画へ2冊とも入稿した。印刷に関する用語がわからず、色々と調べながらだったが、どのオプションがどういうものかを把握できれば、複雑ではあるもののそこまで難しいものではない。入稿データについての確認は適時を日光企画側から電話を頂いて、細やかにフォローがあって助かったし勉強になった。一方で入稿フォームはかなり複雑で辛かったので、ワークフローや Web サイトを色々と直したくなる。

Special thanks to @vvakame, @mhidaka, Y.K-san!

当日の色々

入稿作業で燃え尽きてしまったので、あまり思考せずに当日を迎えてしまった。こってこてに準備せずとも売る本さえあれば何とかなるが、他のサークルを見渡しているとかなり入念に準備をしていて感心した。なので、準備するに越したことはない。会場入りする前に百均で買い出ししたが、百均は偉大である…。

当日は一人で切り盛りしたので、色々大変だったし、心細い。ご飯は知り合いが買ってきてくれたが、食べながら接客はできないので、結局食べずに最後まで過ごしてしまった。あと、知り合いが遊びに来てくれて大変ありがたい中、自分がその場を動けないので遊びに行ったり他のサークルを見て回れないという事態になってしまった。楽しかったけど、そこは勿体なかったな、と。

用意したもの

次は用意するもの

その他所感

前回の技術書典4ですらとんでもない規模だと思ったが、今回の技術書典5は倍の来場者述べ10000人という規模のイベントに成長している。

技術者が日頃のインプットからアウトプットを生み出し、アウトプットが誰かのインプットになり、イベントにまつわる様々なところで周辺の経済が回り、色んな交流が生まれていることが素晴らしい。また、イベント運営の大変さは多少なりともわかっている身として、この大規模イベントを年2回のペースで運営し続けているのが凄まじい。

最後に

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