新訂 孫子 (岩波文庫)
Published at 2017-12-29
もともと三国志が好きで、小説(演義)を読んだりゲームの三国志はよくやっていて、物語中でもでてくる孫子という兵法書が存在することは知っていた。著者の孫武は、三国志の呉を統治する孫堅・孫策・孫権の祖先にあたるらしい。
兵法書ということで、戦乱の世をどのように戦い抜くかが記述されている。といっても、特段変わった戦法や戦術が示されているわけではなく、戦に勝つための要素が13篇に分解されて書かれている。戦の勝敗は天運に左右されるわけではなく、事前にしっかり準備し、臨機応変に行動し、軍勢から勝機を判断し…といったような、然るべき次項を着実にやるというもの。ので、基準が戦争になっているが、普段の行動に反映できるものばかりである(戦争→日常生活だとジャンプが大きい気もするが)。
孫子は色んな出版社から出版されているが、岩波文庫の本書は1篇毎に「漢文(白文)」「書き下し文」「日本語訳」の三段構成になっている。自分は日本語訳しか読まなかった。
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