Polymer Japan Meetupに出演しました
Published at 2017-11-05
11月4日に開催された Polymer Japan Meetup #1 に出演しました。トップバッターだったので、発表までハラハラすることなく、イチ参加者として楽しめました。
Web Components Re-Introduction
Polymer のイベントとはいえ前提技術として Web Components の話が必要ということで、Web Components の基礎部分について解説しました。HTML5 Conference 2017 で話した内容と被るところもありますが、全体感をまとめてお届けしました。
Polymer もとい Web Components の良さについては、このデモが一番わかりやすいです。
Web Componentsでできること。タグ一発でこんなノブやスライダーが表示できたりします。 #polymer_jphttps://t.co/9enKsWalkL pic.twitter.com/7TJDx7MBKg
— Eiji Kitamura (@agektmr) November 4, 2017
WebAudio のコントロールのリッチな UI ですが、これが素晴らしいのは Web 標準技術で実現している点です。リッチな UI を提供するライブラリは数え切れないほどありますが、jQuery UI は jQuery など、大半は他のライブラリに依存してたり、独自の作法があります。Web Components であればサードパーティライブラリに依存すること無く、HTML という Web の基礎となる技術を通して拡張し、再配布できます。
ユースケースは Web アプリケーション全般にあると思いますが、いわゆる主に関わるアプリケーション部分だけでなく、サードパーティウィジェット(Twitter、Facebook、Google など)や UI フレームワーク(Bootstrap、Primer など)にも有用な技術でしょう。
セッションとかハンズオンとか懇親会とか
どのコンテンツも面白くて、特にハンズオンはよくできていました。が、内容が現時点で安定版である Polymer v2 ベースだったので、Polymer v3 のロードマップにはない Bower や HTML Imports を扱わざるを得ない感じは、どの事前のセッションでも Bower や HTML Imports は今後非推奨と伝えていただけに、なんとも歯がゆかったです(いや、どうしようもないんだけど)。
ハンズオンは Polymer Elements Catalog で配布されているコンポーネントを組み合わせて、地点間の経路を表示する地図アプリの作成でした。コンポーネントを組み合わせるだけで、いとも簡単にリッチなアプリケーションが組み上がっていくのは快感ですね。
Polymer Japan はロゴができたり、公式サイトがローンチされたり、徐々にコミュニティとして整いつつあるようです。今後もトピックを臨機応変に変えつつ、こうしたミートアップに留まらず様々な活動を計画しているようで、とても楽しみです。