Nature RemoとGoogle Homeで家電を操作する
Published at 2017-12-24
既に情報は出回っており目新しいものではないが、ようやく Google Home と Nature Remo を連携して声で家電を操作できるようになったので、その作業ログをまとめておく。
Nature Remo とは
Nature Remo は家電をスマートフォンなどから操作するためのハブとなるデバイスである。
Nature Remo は赤外線を発信できるようになっており、これによってエアコンやライトなどの赤外線リモコンで操作する家電を操作できる、という理屈である。Nature Remo はインターネットを通してアプリなどから操作できるので、家にいるときはもちろんのこと、外出中でも Nature Remo を操作し、家電の管理が可能である。赤外線で操作できるデバイスならなんでも良いので、抜群に汎用性が高い。
Nature Remo でエアコンやライトを操作する
手始めにエアコンを Nature Remo から操作できるようにしてみる。といっても、もともと赤外線リモコンで操作する家電なので Nature Remo をセットアップし、エアコンまで赤外線が届く場所に配置すれば良い。あとは Nature Remo のアプリをインストールすれば使えるようになる。スマートフォンよりは使う頻度が低いせいか、よくリモコンを見失うので、使う必要がなくなるだけでも便利だったりする。
あとは天井の照明を Nature Remo で操作できるようにしてみよう。もともと家に備え付けのライトはなく、無印良品のペンダントライトに LED 電球を付けて使っていた。
そのため照明のオンオフを切り替えるには壁にあるスイッチを押すしかなかったのだが、これについては @horimislime に教えてもらった天井とペンダントライトの間に装着するリモコンスイッチを中継することで、まずは赤外線リモコンで操作できるようにした。
- Nature Remo アプリの Control タブから+ボタンをクリックし、新たなコントロールを追加する
- Nature Remo 本体に向けて登録したいリモコンの操作を実行する
- プリセットとして登録されている場合は自動的に認識されるのでそれを利用する
- プリセットとして登録されていない場合は、それが何の操作なのかわかるような名前やアイコンを設定する
これで Nature Remo アプリの Control タブに新しいコントロールが追加される。この時点で、追加したコントロールから家電を操作できるかどうか確認しておくと良い。
Google Home で Nature Remo を操作する
言わずと知れているが Google Home は Google Assistant の音声インターフェースである。Nature Remo も Google Assistant も IFTTT に対応しているので、Google Home → IFTTT → Nature Remo → 家電というルートで命令できる。
Nature Remo のレシピは既にたくさんあるので、Google Assistant のレシピからフックを作成すれば、後は容易い。
- IFTTT から Google Assistant へのアクセスを許可する
- IFTTT から Nature Remo へのアクセスを許可する
- New Applets から新しいアプレットを作成する
- this から Google Assistant を選択し、 Say a simple phrase でトリガーになるキーワードを入力する
- that から Nature Remo を選択し、 Control home appliances で実行するアクションを選択する
IFTTT 経由で Nature Remo を操作するコツとして、先の4のステップで Google Home のネイティブで反応するキーワードで登録しない 必要がある。今回は「部屋のエアコンをつけて」「部屋の電気をつけて」というキーワードで登録したが、ここで単に「エアコンをつけて」「電気をつけて」とすると、Google Home ネイティブでエアコンやライトと連携できる機能が反応してしまい、IFTTT まで命令が届かない。