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ghqとpecoを使ったリポジトリの管理またはコマンドラインの話

Published at 2017-05-23

ghqとpecoを使ったプロジェクト管理が便利なのは真新しくないが、コマンドラインを見られて質問されたこともあり、自分の運用方法などを記しておく。

ghqを使ってgitプロジェクトを管理する

motemen/ghq はクローンした git リポジトリを管理する Go 製のコマンドラインツール。

# Homebrewでghqをインストールする
$ brew install ghq

# リポジトリをクローン
$ ghq get [email protected]:1000ch/grd.git
$ ghq get 1000ch/grd

# ghqでクローンしたリポジトリのリスト表示
$ ghq list -p

他にも機能はあるが、リポジトリのクローンやリスト表示を、カレントディレクトリを選ばずに実行できるだけでもありがたいツール。

クローン先はデフォルトで ~/.ghq だが、 .gitconfig[ghq] で指定できる。なので、 ~/dev にリポジトリをクローンしているのであれば git config --global ghq.root ~/dev を実行すればそのまま移行できるし、今の Go 環境をシームレスに使いたければ $GOPATH/src でも良さそう。

[ghq]
  root = ~/dev

ghqをpecoと連携する

peco/peco は入力をインタラクティブにフィルタリングするツール。同種のツールで Python 製の mooz/percol があるが、peco は Go 製なので単一バイナリで動いてくれるのがありがたい。

# Homebrewでpecoをインストールする
$ brew install peco

ghq list -p で ghq で管理している git リポジトリのパスがリスト化されるが、 これを peco に ghq list -p | peco のようにパイプ渡せば入力値に応じてリポジトリを雑に絞れる。

これを利用して cd $(ghq list -p | peco) のようにすれば、ghq で管理している git リポジトリへ、カレントディレクトリに関わらず移動できる。

peco は超汎用的なツールで、ghq との連携以外にも便利な場面が山ほどあるので、その他の活用方法もどうぞ。

aliasやfunctionで更に便利に

毎回 ghq list -p | peco を打つのは面倒なので、当然エイリアスを作成する。ここまでを応用し、更に git リポジトリの Web ページを開く typester/gh-open と連携すると次のようになる。

alias repos='ghq list -p | peco'
alias repo='cd $(repos)'
alias github='gh-open $(repos)'

また、各種エディタの起動もコマンドラインからやりたい。自分の場合は sublime コマンドで、Sublime Text を起動する設定をしている。

function get_target_repo() {
  if [ $# -eq 1 ]; then
    echo $1
  else
    echo $(repos)
  fi
}

function sublime() {
  open -a Sublime\ Text $(get_target_repo $1)
}

これで sublime だけを打ち込めば、ghq で一覧されるリポジトリを peco で絞りつつ、選択したリポジトリを Sublime Text で開くし、 sublime . を実行すればカレントディレクトリを Sublime Text で開く。

捗る。

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