EagleLand

2016.02.05

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップという本の読書感想文。 LEAN の付くサービス開発や企業経営に関する本は数多にあるが、中でも評判の良さそうな一冊を選んだ。

エリック・リース (著), 伊藤 穣一(MITメディアラボ所長) (解説), 井口 耕二 (翻訳)

シリコンバレー発 注目のマネジメント手法 リーン・スタートアップとは、新しい製品やサービスを開発する際に、作り手の思い込みによって 顧客にとって価値のないものを作ってしまうことに伴う、時間、労力、資源、情熱のムダをなくし、 時代が求める製品・サービスを、より早く生みだし続けるための方法論です。

リーン・スタートアップという言葉とそれが示す行動方針は、スタートアップ界隈のみならず色々な開発現場で導入されつつある。導入事例として有名なのはクックパッドあたりだろう。リーン・スタートアップの重要なエッセンスのひとつに「仮説と検証」があるが、A/Bテストのフレームワークも自社開発するなど、成功事例の1つとして挙げられるだろう。

スタートアップということでスモールチームに充てがわれる言葉に聞こえるが、チームの大きさに関わらないプロセスだし、チームのリーダー層だけでなくモノづくりに関わる全ての人が読める本。

「リーン・スタートアップが一体どういったものなのか」がこの本に凝縮されているわけだが、ストーリーを交えていることもありやや冗長(400P超)なので、読んでられないという人は以下のスライドでも要点はわかりそう。

10分でわかったつもりになるlean start up ~リーンスタートアップって何ですか?~ from 圭 進藤

僕自身はスタートアップを率いたわけではないし、プロダクトの先頭に立って成功を収めたこともないけど、検証で示されるデータに納得の元で進める開発をしたいとは思ってる。

これに尽きる(文脈は違うかもしれないけど)。

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