リーン・スタートアップ
Published at 2016-02-05
リーン・スタートアップという本の読書感想文。 LEAN の付くサービス開発や企業経営に関する本は数多にあるが、中でも評判の良さそうな一冊を選んだ。
シリコンバレー発 注目のマネジメント手法 リーン・スタートアップとは、新しい製品やサービスを開発する際に、作り手の思い込みによって 顧客にとって価値のないものを作ってしまうことに伴う、時間、労力、資源、情熱のムダをなくし、 時代が求める製品・サービスを、より早く生みだし続けるための方法論です。
リーン・スタートアップという言葉とそれが示す行動方針は、スタートアップ界隈のみならず色々な開発現場で導入されつつある。導入事例として有名なのはクックパッドあたりだろう。リーン・スタートアップの重要なエッセンスのひとつに「仮説と検証」があるが、A/Bテストのフレームワークも自社開発するなど、成功事例の1つとして挙げられるだろう。
スタートアップということでスモールチームに充てがわれる言葉に聞こえるが、チームの大きさに関わらないプロセスだし、チームのリーダー層だけでなくモノづくりに関わる全ての人が読める本。
「リーン・スタートアップが一体どういったものなのか」がこの本に凝縮されているわけだが、ストーリーを交えていることもありやや冗長(400P超)なので、読んでられないという人は以下のスライドでも要点はわかりそう。
僕自身はスタートアップを率いたわけではないし、プロダクトの先頭に立って成功を収めたこともないけど、検証で示されるデータに納得の元で進める開発をしたいとは思ってる。
長年、開発とか仕事とかどういうときに幸せでどういうときに辛いのかと考えてきたが、答えは「納得できてるかどうか」だなと結論づけた。環境の善し悪し、好きか嫌いか、興味あるかないか、技術的にどうこうではなく、やることに納得がいってるかどうか。それさえあれば何であろうと前向きに取り組める
— Naoya Ito (@naoya_ito) 2016, 1月 15
これに尽きる(文脈は違うかもしれないけど)。