EagleLand

2016.04.01

Webのプロダクト開発に関わる人が読むべき5冊の本

タイトルがなんか釣りっぽい。特定のWeb技術に関する本ではなく、Web開発に関わるあらゆる職域の人が読むべきと僕が考えている5冊を挙げてみる。結果的に鉄板の5冊に着地している。

表題にはデザイン・マネジメント・ハッカー・パフォーマンスというワードが並んでいる。トピックが散らかっているようにも見えるけどWebに従事する以上横断的な知識は備えているべきで、「エンジニアだからデザインの知識は…」や「デザイナーだからWebパフォーマンスの知識は…」というのは怠慢だと思っている。…と言っても、別に皆がフルスタックになるべきと言いたいわけではなく、隣の職能を理解する努力は自分の職能を理解するためにも必要という話。

誰のためのデザイン ― 認知科学者のデザイン原論

自分はデザイナーに分類されるスキルは持ち合わせていない。が、Webの仕事に3年程従事する中で、開発やモノづくりのプロセスについて考える機会がそれなりにある。

D. A. ノーマン (著), 岡本明 (翻訳), 安村通晃 (翻訳), 伊賀聡一郎 (翻訳), 野島久雄 (翻訳)

How Google Works ― 私たちの働き方とマネジメント

Googleが世界一の企業になるまでに、どのような成長過程を辿ったかが綴られている。ラリー・ペイジ(共同創業者)とセルゲイ・ブリン(共同創業者)を始めとした人物が、何に重きを置き重要であると考えてきたか。

エリック・シュミット (著), ジョナサン・ローゼンバーグ (著), アラン・イーグル (著), ラリー・ペイジ (その他), 土方 奈美 (翻訳)

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

自分がエンジニアだから面白いのかもしれないけど、ソフトウェア・エンジニアリングに対する考え方はこれで大きく変わった。あと「ものつくりのセンス」という章もオススメである。

ポール グレアム (著), Paul Graham (原著), 川合 史朗 (翻訳)

続・ハイパフォーマンスWebサイト

2010年4月に発行された本ということで各セオリーは変わりつつあるが、Webのパフォーマンスの最適化原則を満遍なく得るには良い本である。ビジネスゴールに向かう過程でWebパフォーマンスは未だに軽視されがちだが、速いWebが正義であることは数々の研究調査結果にも表れているし、Chromeがシェアを伸ばしてきた根底にはコレがある。

Steve Souders (著), 武舎 広幸 (翻訳), 福地 太郎 (翻訳), 武舎 るみ (翻訳)

リーン・スタートアップ

「金持ち父さん貧乏父さん」を挙げようとしたらもはやWeb開発と関係なくなってるので、起動を戻して最近読んだ本を紹介。スタートアップという言葉が使われているけど、スタートアップベンチャーに限った話ではなく、モノづくりのプロセスであれば充てがえる話。

PDCAを最大限小さく回す。効果検証を適切に行う。顧客と価値の模索。

エリック・リース (著), 伊藤 穣一(MITメディアラボ所長) (解説), 井口 耕二 (翻訳)

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