Chrome OSをDeveloper Modeで起動する
Published at 2016-01-02
Chromebookを去年の10月に購入したが、主にHulu観賞にしか使っていなかったので、もう少しアレコレカスタマイズしてみることにした。
Chrome OSはWebに特化したオペレーティング・システムで、全てのアプリケーションはChrome(Chromiumプラットフォーム)で実行される。そのため、ベースカーネルはGentoo(Linux)だが、システム部分へのアクセスが制限されている。ターミナルもcrosh
というブラウザから実行するディベロッパーシェルがあるものの、やりたいこと(いわゆるNode.jsのインストールとかそういうの)がほとんどできない。
今回はChrome OSをDeveloper Modeで起動する手順を紹介する。試してみる時は自己責任でどうぞ。
Developer Modeの有効化
まずはシステムbash
をフルで使うために、Chrome OSをDeveloper Modeにする必要がある。手順的にはDeveloper Mode - The Chromium ProjectsとHow to Enable Developer Mode on Your Chromebook - How-To Geekの2つが参考になるが、もっと端的に見たい人のために日本語で箇条書きにする。
- Escape+Refresh+Powerを押す。すると、リカバリモードで再起動する
- “Chrome OS is missing or damaged.“というメッセージが表示されるが、気にしないでOK。この画面で、Control+Dを押す
- “To turn OS Verification OFF"という確認メッセージが表示される。ディベロッパーモードが有効化されるとシステム部分を更新できてしまうので、それでもいいの?という確認だが、Enterを押すとそのままディベロッパーモードでの再起動が始まる。ローカルデータも消去されるが、自分の場合はGoogleアカウントベースで同期している情報がほとんどなのでそのままOKした
- “OS verification is OFF"という表示がされ、あとは自動的にディベロッパーモードでの再起動が行われる
- 自分のGoogleアカウントでログインする
ターミナル
Chromeを起動してControl+Alt+Tを押すと、新しいタブでcrosh
というディベロッパーシェルが起動する。ここでshell
というコマンドを実行すると、Chrome OS内部までアクセスできるbash
が起動する。
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