docomoからみおふぉんへ、iPhone 5sからiPhone 6sへ
Published at 2015-10-17
自分はiPhone 5sを2013年9月から使っている。キャリアはdocomo。 iPhone 6はサイズ感から見送ったが、同じサイズでiPhone 6sが発売されたので、これでもいいかと思ったのでそろそろ買い換えようと思った。ついでにプロバイダ契約周りも見なおした。
docomoからみおふぉんへの乗り換え
docomoでiPhone 5sを購入したときに2年割(?)的な契約というか縛りが発生していた。いわゆる、iPhone 5sくらいの金額を24分割して月々の料金から割り引いて相殺してあげますよというやつ。
毎月割り引かれていた2000円も、購入からちょうど2年経ったことで終了したので、まずプロバイダ契約を見直すことにした。
これからもdocomoでiPhoneを使おうとすると
月々割が終了した話をしたが、これがなくなったことにより契約しているdocomo回線の月々の料金は以下のようになった。
- 基本料金: 743円
- Xiパケ・ホーダイ for iPhone定額料: 5200円(~7GBまで帯域制限無し)
- 付加機能使用料: 300円 - SPモードや
docomo.ne.jp
のキャリアメール利用料
docomoでiPhone 5sを使っていくにはこれらの料金が基本になりプラス消費税と通話料が上乗せされて、およそ6700円〜という状態になりそうだった。SPモードってよくわからないし、キャリアメールも何年も前から使っていない。
プロバイダ選び
docomoのカバーエリアは魅力的なのでdocomoのネットワークインフラを提供するプロバイダであって欲しいのと、iPhone 5sの買い替えをするまえにまずプロバイダの乗り換えを完了させたかったので、docomoのSIMロックがかかったiPhone 5sでも動くSIMカードを提供するプロバイダが良かった。この2つの条件は結果的にお互いがお互いを満たす条件になるわけだけど。
docomoを含めてauやSoftbankなどの大手プロバイダはもれなく2年縛りがついてくるし、使うこともないキャリアメールなどのサービスに暗黙的に加入させられるのも微妙だった。乗り換えによる端末の料金割引は魅力的だけど、オプションやら何やらもう少しシンプルだったらいいのにと思う。
みおふぉんでiPhoneを使おうとすると
プロバイダは色々あるけど、その中からIIJのみおふぉんを選んだ。みおふぉんはIIJのSIMサービスの中で音声通話機能をデータ通信機能を提供するプラン。料金形態も「ミニマムスタートプラン」「ライトスタートプラン」「ファミリーシェアプラン」の3つがあるが、小さく初めてみようということでミニマムスタートプランを選んだ。ミニマムスタートプランの月々の料金形態は以下のようになる。
- 基本料金: 900円
- 音声通話機能付帯料: 700円
これに3GB分のバンドルクーポンがついてくるので毎月買い足しナシで3GBまでは通信ができる。自宅やオフィスではWi-Fiが使えるので、よっぽどのことが無い限りは3GBを超えることがないだろう。docomoの5200円で7GBまでのプランを持て余していたことを考えればかなり余計なモノを減らせた感じがある。
通話の手段は電話回線以外にいくらでもあるので、普通に過ごしている限り月に1600円に収まるはず。docomoでそのまま使っていた場合は6700円〜なので、差額は月に5100円〜ということになる。
プロバイダ乗り換え作業
作業というのは所謂、MNP予約番号の取得とかSIMのアクティベーションとか、そういうの。docomoのSIMロックがかかったiPhone 5sをみおふぉんのSIMカードで使えている状態がここまでのゴールということになる。
手順的には以下を踏んだ。
- IIJに転入するためにdocomoのお客様WebサイトでMNP予約番号を取得
- IIJのWebサイトでみおふぉんの申し込み
- 郵送されてきたみおふぉんのSIMカードで開通設定
- 現在のSIMカードを挿した状態で指定の電話番号に電話
- 現在の電話番号を入力
- 新しいSIMカードのID下四桁を入力
- APN構成プロファイルを端末にインストール
ステップ3を実施することでMNPが完了し、docomoのSIMカードは数時間で使えなくなる。あとはみおふぉんのSIMのカードをiPhone 5sにセットすれば完了だが、IIJから送付されてきたみおふぉんのSIMカードはdocomoの容姿をしていることに注意。
ステップ4は自身のiPhoneのOSがiOS9の場合で、iPhoneをWi-Fi等に接続してインターネット上からダウンロードしインストールすることになる。iOS8以前の場合はAPNを設定アプリから設定可能。詳しくはみおふぉん公式マニュアルを見てもらうと良い。
みおふぉん紹介コード
せっかくなので紹介コード載せておきます。これを使ってもらうとバンドルクーポンの10%増量という特典があります。紹介リンクを踏んで登録してもらうか、コード( 964 0593 9059 9448 )を直接入力してもらうと適用されます。
iPhone 5sからiPhone 6sへの乗り換え
SIMロックのかかったiPhone 5sも使えているわけだけど、そもそも買い換えたいところから今回の乗り換え作業が始まったので、iPhone 5sは下取りにだして新しいスマートフォンを買いたい。今後大手3社がどう出てくるかわからないけど、もうSIMフリーのやつしか買わないと思う。
SIMフリーのiPhone 6sを購入
Appleストア表参道でSIMフリーのiPhone 6sを購入した。
自分がキャリアを乗り換えることはしばらくないと思うが、自分が違う端末を買ってiPhone 6sが不要になった時に売るアテがなるべく広いほうが良さそう。
iPhone 5sからiPhone 6sへの移行手順は以下のように実施した。
- iPhone 5sをMacにUSB接続し、データをバックアップ
- iPhone 5sからiPhone 6sへSIMカードを差し替え
- iPhone 6sをアクティベートし、Macからデータをリストア
バックアップとリストアはiCould経由でも良いが、 USBから直接やるほうが断然高速 なのでオススメ。
iPhone 5sの下取り
iPhone 5sが不要になるわけだが、Macの買い取りとかでいつもお世話になっている安心のじゃんぱらに今回も買い取ってもらうことにした。docomoのiPhone 5s 64GB(SGY)は31000円で引き取ってくれるっぽいので店頭に持って行ったところ、経年による液晶の色ムラがあって16000円になってしまうとのこと。他の店に査定しにいって比較する選択もあったんだけど、面倒だったのでそのまま売却。AppleCareの有効期限内だったら取り替えてから売るなんていう荒業もあるかもしれない。
Nexus 5xとも迷った
iPhoneの巨大化が止まらないので、Androidも検討した。AndroidだったらNexusだよなーとずっと考えていたが、サイズが手頃なNexus 5xの発売が不明で、結局iPhone 6sを買ってしまったわけだけど。
Nexus 5xが欲しくなっても、買ってSIMを差し替えれば使えるので、いいか。
まとめ
- docomoからみおふぉんにしたことで月々5000円〜節約できる
- 余計なオプションもないし無駄が減っているので精神衛生上良い
- iPhone 6s、大きさには然程違和感ないけど高いなぁ…
- 売る時のことを考えて箱・備品を大事にしておいて良かった
- MacやiPhoneなどのデジタルならじゃんぱら、その他家電ならソフマップに売ると良さそう
不要なオプションと感じていてもそれを解除出来ない、 消費者として選択の余地がなかった点 が一番不満だったのかもしれない。その中でも月々割のような形で実益があったから契約を続けていたけど、それもなくなったので移行に踏みきれた。
まだ「移行の面倒臭さ」だったり「サービスの得体の知れ無さ」が先行しているので今回のような選択が普及していないが、リテラシーの広まりだったりキャリアメールの衰退に応じてどんどん認知されていくと思う。大手3社は供給先を失う状況になるかもしれないけど、結果提供するサービスが良い方向へアップデートされるならそれも必要な過程なのかなと思ったりもする。利用者である我々に良い選択肢が増えると良いのだが。