現場のプロが教えるHTML+CSSコーディングの最新常識
Published at 2015-03-27
ペンギンが本書いたらしく、恵贈頂いた。
目次
現場でやりたいことが項目化されており、それについての詳しい解説があるような構成になっている。
Introduction 最近のコーディングの潮流
- 現在の現場におけるモダンなワークフロー
CHAPTER1 目的に合わせたコーディングの環境整備
- Node.jsとRubyの環境を整える
- バージョン管理システムGitのインストールと使い方
- 検証を楽にしてくれるツール
- 仮想環境を構築する
- パッケージマネージャーの使い方
CHAPTER2 HTMLコーディング
- HTML5でのマークアップ
- 短縮記法で高速コーディング
- フォーム関連の新機能
- HTML5カスタムデータ属性の有効活用
- SVGでベクターグラフィックを描画する
- 音声と映像をWebページに埋め込む
- Canvasで広がる新しい表現の世界
- セマンティックWebのための構造化マークアップ
- SNSのシェアボタンを設定する
- HTML5でのマルチデバイス対応
- 今から始めるWebアクセシビリティ
CHAPTER3 CSSコーディング
- Sass・LESSなどのCSSプリプロセッサ
- スタイルガイドを作成する
- レガシーブラウザへの対応
- CSSのセレクタを使いこなす
- CSS3で追加されたプロパティ
- Webフォントを活用する
- CSS3のアニメーションを活用する
- Media Queriesを使ったレスポンシブWebデザイン
- CSSフレームワークの導入方法と使い方
- 管理しやすく破綻しないCSS設計の手法
CHAPTER4 最適化・検証
- タスクランナーで定型作業を自動化する
- 表示パフォーマンスを最適化する
- ブラウザに搭載されている検証ツールを利用する
CHAPTER5 そのほかよく利用される技術・ツール
- HTMLテンプレートのためのテンプレートエンジン
- 静的サイトジェネレータで高速Web開発
- 効率よくコーディングを進めるエディタ(IDE)紹介
- 作業の手間を軽減する便利ツール
- 最近のJavaScriptの動向を理解する
内容
Gitや仮想環境、Node.js等を使った最近の開発環境・HTMLとCSSの包括的な知識、ツールなど、Webに関するトレンドを幅広く取り扱っている。よく使われるライブラリ・ツール・アプリの紹介がかなり充実しているので、トレンドをキャッチアップし直すには本書を通して読むことで大分追いつけると思う。ターゲットはWeb開発者の初級者〜中級者層だろうか。ディベロッパーはもちろん、HTML/CSSを触ることのあるデザイナーも読んで損のない内容。
フロントエンドエンジニア養成読本と被るのかなと思いきや、こちらの本は、 現場で実践しやすい知識を取り揃えている ような印象を受けた。かと言ってTip集というわけでもなく、これからのWeb開発者にとって必要になる前提知識をしっかりと踏まえながら解説されている。
趣味の問題かもしれないが、個人的には CHAPTER4 最適化・検証 の項をオススメしたい。Web開発の現場において今後必須(というか前提)になるであろう色々な作業の自動化と、ページを組み上げてオシマイではなくユーザービリティの最大化に欠かせないWebパフォーマンスのチューニングの項は是非とも身につけておきたいところ。
これだけ盛り沢山な内容で2,300+(税)円であればお買い得かも。
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