EagleLand

2015.02.04

ハッカーと画家

これを初めて読んだのはプログラマーとして駆け出しの頃だったと思う。著者は、(当時知らなかったが)かの有名なポール・グレアム(Paul Graham)だ。

コンピュータに向かってプログラムを書き続けるハッカーと、創造を凝らして作品を描き上げる画家は一般的には対照的に映るかもしれないが、その実とても通じる部分があるのではないかという話。ハッカーと画家が似てる云々という命題より、その側面をなぞるエッセイがとても面白い本。

プログラムは、人々がそれを読むために書かれるべきである。

プログラマーに、あるいはそれを志す人に一読して欲しい。プログラマーとしてのスタンスを考えさせられる内容。

ポール グレアム (著), Paul Graham (原著), 川合 史朗 (翻訳)

ポール・グレアムについてはLisperというよりはY Combinatorの創始者としての印象が強い。Y Combinatorはスタートアップへの投資を行うベンチャーキャピタルだ。

Y Combinatorが輩出した企業はDropboxAirbnbHerokuRedditなど、今となっては有名なものばかりである。最も特徴的なのは、資金援助を行う他、ポール自身がそのスタートアップに対して指導を行う点だ。

他のVCと比較しても別格のスタートアップ企業を輩出している実績も、氏の指導あってこそだろう。

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