Frontend Weekly購読のススメ
Published at 2015-08-18
今日はFrontend Weeklyというメールマガジンを紹介します。私自身も編集に関わっているので宣伝にはなりますが、Frontend Weeklyが何を目的としているか、Frontend Weeklyを購読することで読者がどんなメリットを得られるかを考えてみます。
Frontend Weeklyの概要
まずは Frontend Weeklyとは一体何なのか を説明する必要がありそうです。Frontend Weeklyは、HTMLやCSS、JavaScriptなどのWebフロントエンド技術に関する記事・ライブラリなどの情報を中心に、週に一度水曜日に配信しているメールマガジンです。
キュレータは@cssradar・@hiloki・@t32k・@ahomu・@1000chの5人です。この5人で集めたリソースの中から、今後のトレンドになりそうな、あるいはキャッチアップすべきリソースをピックアップし、それぞれに日本語のサマリーを付けて配信しています。
英語が中心のリソース
紹介するリソースの多くは英語ですが、これには理由があります。
技術仕様に関するリソースのドキュメントのほとんどは英語で書かれています。英語が国際的な公用語に最も近い言語であることも理由の1つですが、技術経済が英語圏で生まれ、今も存在していることが最も大きな理由でしょう。これは、Web技術も例外ではありません。
こうした情報を英語から日本語に翻訳してくれるメディアもありますし、有志もたくさんいます。しかし、これらだけを期待することにはいくつかリスクがあります。
- 英語から日本語へ誤訳される可能性が生まれる
- 翻訳を待つ時間、情報の鮮度が落ちる
- 問題解決の宝庫Stack Overflowが無価値になる
こうしたリスクとFrontend Weeklyの 最新情報を届けるというメディアの性質 を考慮すると、英語リソースの紹介が必然的に多くなります。日本語が世界のデファクトになることは恐らくないでしょうから、最新動向を追っていく上で英語は避けて通れません。
英語を恐れる必要はありません。英語は苦手という人も、時間をかけて1記事ずつ消化してみてください。その時は、ウェブデベロッパのための英語という記事も是非見てください。
もちろん、日本語にも素晴らしいリソースがあります。こうした記事をピックアップして届けることもミッションの1つですが、同時に素晴らしい日本語リソースが増えていくことも期待しています。
情報源を絞るということ
こうしている間にも、新たな情報が世界中で発信され続けています。その中から価値のある情報を探し出すには、次のような労力が発生します。
- 大量のメディアの中から 信頼できる購読する情報源を選択する
- 古い・誤っているなどの 価値の小さい情報源をフィルタする
これらを実践し続けることは、とても労力の要ることです。Frontend Weeklyでは情報を集める過程でこれらを行うことで、価値の高い情報を求める人が払う労力をなるべく取り除けるとも考えています。
キュレーターは私を含めて5人います。私はさておき、皆Webに造詣の深く、最新の動向を追いかけている人ばかりです。とりわけ、編集長の@cssradarはFrontend Weeklyが生まれる前からこうした活動を続け、そして実績を挙げていることは皆さんも疑わないと思います。もちろん私も、よりよい情報を提供できるように、常に注意して情報を探っています。
Frontend Weeklyを購読するメリット
ここまで説明した通り、Frontend Weeklyは Webにまつわる技術動向を追う上で発生するコスト を小さくしているメディアです。
Web界隈の技術進化は目覚ましく、今は最新と呼ばれる技術も一年後には陳腐化しているかもしれません。枯れた技術を棄て、新たな技術を選択し続けていくことも、Webに生きる人間にとって必要な技術ではないでしょうか。そんなご時世を生き抜くツールの1つとしてFrontend Weeklyを活用してください。
また、Frontend Weeklyはまだまだ未完成のメディアです。皆さんのフィードバックを受けながら、常にブラッシュアップしていきたいと考えています。近いうちに意見箱を用意しますので、皆さんの意見を聞かせてください。
日本のWebを前に進める
最後になりますが、 Frontend Weeklyの購読は無料 です。購読していない人は、これを機に是非登録してみてください。登録はコチラからどうぞ。
また、 「どんなメールが来るのか気になる…!」 、 「過去の配信記事を見てみたい!」 という人のために、配信したメールもバックナンバーとしてアーカイブしてあります。
Frontend WeeklyがWebのメインストリームに飛び込むきっかけになれば幸いです。
それでは、次号の配信をお楽しみに。