EagleLand

英語環境

Published at 2014-05-19

近々、隣の席の友人が語学留学で比国に発つのでたまにはこういう記事も書いてみたくなる。語学というのはもちろん、Web界隈にいると避けて通れない英語。

きっかけと今に至るまで

今の会社への転職がそのままWeb業界へ足を踏み入れるタイミングで、約1年10ヶ月前のこと。転職の際に、とある恩師にWebにおける英語の重要性を説かれたのがきっかけ。幾つか購読するべき英語のRSSを紹介されて、読むようになった。最初は会話で飛び交っていてもさっぱりわからなかった海外の著名人も、今ではすっかり顔と名前がマッピングされてきた。

元々英語の技量については、学校英語をそれなりにやってきた程度で、大学の進級要件にTOEICもしくはTOEFLで一定のスコアを取らないと進級出来ないというのがあったので、それを突破するために一時的に勉強した時期はある。が、海外留学をしただとか、英会話教室に通った等の経験は無く、リスニング・スピーキングに関する部分はお手上げレベル。日本の英語教育ってこうなる(今現在のカリキュラムはまた違うのかもしれないけど)。

翻訳のアウトプット

RSSリーダーに流れてくる記事を眺める他は、enja-osshtml5j-englishといった場所で翻訳をしている。

前者はオープンソース・ソフトウェア(OSS)のドキュメントをGitHubを使って複数人で翻訳するコミュニティ。活動停滞気味なので、活性化して欲しい。後者はhtml5jの部のひとつで、html5rockswebplatform等を翻訳ターゲットとする(?)コミュニティ。こちらはリアルの勉強会の場で集まって翻訳をする。

翻訳した結果は訳者のクレジットと共に何らかの形でWebに残るようになっている。フローに監訳があるので、英語が苦手な人も安心して誤訳出来る。間違えても学習すれば良いと思う。

英語から日本語に変換する過程で難しいのは、英文に対する日本語を考えるところ。ある程度の語彙力と英文法に対する理解があっても、翻訳力は別物と考えるべきだと思った。 原文の筆者が伝えたいメッセージを齟齬なく沢山の人が納得する形で日本語に直す というのはとても難しいことだ。普段は英語を読む時にいちいち日本語に直さないので、翻訳力を鍛える場になっている。

ライティング

英語でのアウトプットとしては、英語圏の人とのチャットは英語でするようにしている。あとはMediumに記事を投稿してみた。redditに投げてみたら議論の対象になったようで、伝えたいこともなんとなく伝わったよう。こちらも翻訳以上に、フィードバックして英語のリファクタリングを繰り返さなければ上手くならなそう。

文章は下手なりにゼロから組み立てた。リーディングも然りだが、英文を解体して、文法に当てはめないとリーディング力・ライティング力の向上には繋がらないと思ってる。一度組み立てた文章は、少しずつWeblioに貼り付けて他の言い回しを調べながらリファクタリングした。

リスニング・スピーキング

リスニング・スピーキングに関しては皆無である。記事冒頭で、海外の著名人がわかるようになってきた話をしたが、その著名人達が日本で講演する機会に会ったり、札幌に行ったときに@simuraiに会ったりもした。が、いずれも満足に喋れずに終わっていて非常に勿体無く思った。

同じ言語だが、リーディング・ライティングとは異なる技術だと捉えていて、それはその学習環境を作り上げる難しさにあると思っている。日本であれば、英会話教室で、他は英語圏全般だろうか。いずれも、時間的にも物理的にも安くない投資になる。これについてはレアジョブを選んでみようと思ってるけど、それでも拘束力は弱いので、結局ヤル気をどこまで維持出来るか、如何に習慣化出来るか。

英語を学習する意義

Webに関するリソースは、日本語に比べるというよりも英語が圧倒的な量なので、英語読めたり、聞けたら比較にならない量をインプット出来る。書いたり、喋れたら英語圏へリーチ出来て尚良いけど、まずはインプットから始めたい。別に日本語リソースを読まないわけじゃなくて、参考にさせてもらってる日本語ブログは沢山ある。

英語リソースを獲得することで、前述の量の観点以外に、情報の鮮度も期待出来る。Webを牽引しているのはW3Cであり、Googleであり、Mozillaである。そしてそれらは英語で発信されるので、日本語に変換されるのを待っているよりは、英語を読む力を身につけてしまったほうが、良い。極論、日本がWebを牽引して日本語が基準になるなら英語やらなくても良いのかも。

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